2024/10/31 09:50
こんにちは。スミカマ広報担当です。
すっかり秋も深まってきましたね。10月は一大イベントの「刃物まつり」を大盛況で終えることができ、社内も少しずつ落ち着きを取り戻してきています。刃物まつりでは社員一同、普段なかなかお会いすることのできないお客様と直接お話ができたことをとても嬉しく、また楽しい時間を過ごさせていただきました。
お客様の中には、包丁の鋼材や仕組み、限定ナイフなどに詳しい方もいらっしゃり、広報の私も勉強させていただく機会となりました。

※先日の刃物まつりの様子。本当に多くの方が訪れてくださいました。
そんな中で、刃物まつり中にお客様によく聞かれたのが、「包丁の違い」です。



一概に包丁といっても本当にいろんな種類があるのをみなさまご存知でしょうか?
よく耳にする包丁の種類としては“三徳包丁”や“文化包丁”また“牛刀”などが多いかと思います。
みなさまがご家庭で使われている包丁の種類の多くもこれらが一般的で、「万能包丁」とも呼ばれています。
今回は、ご家庭に1本は持っていたい!という弊社の万能包丁も併せてご紹介したいと思いますので、(一生懸命勉強してまとめてコラムにしましたので笑)ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
まず、万能包丁と呼ばれる包丁の中で、馴染みがあるものが三徳包丁ではないでしょうか?
三徳包丁はお肉や魚、野菜の三種類の素材を1本で処理できることから「三徳包丁」と名付けられ、ご家庭で使われている包丁で一番多いものがこの種類かと思います。

その特徴としては、刃の幅が広く両刃で、まな板に対して並行になる刃の部分が多いので真下に向かって押し切るのに向いているので、野菜の千切りや、根菜類のカットに適しています。
霞KASUMI TORA 三徳包丁
霞KASUMI KURO 三徳包丁
次に文化包丁。それまで野菜や魚が中心だった日本に西洋の「食文化」と「包丁」が伝わり、肉も切りやすいようにと改良して作られたのが文化包丁と言われています。
三徳包丁よりも切っ先が尖っており、刃に角度が付いているので付き切りが得意で、肉の筋切りなどの作業がしやすい一方で、三徳包丁のように刃身に幅があるので、刃物野菜や根菜のような嵩さのある食材にも向いています。

kasane 文化包丁
最後に牛刀。こちらはシェフナイフやフレンチナイフとも呼ばれる西洋由来の包丁で、プロの料理人や料理好きな方から愛用されています。
特徴としては、刃渡りが長く切っ先は尖っており、刃元から刃先まで大きくカーブしておりまな板と並行になる部分が少ないので、切っ先を活かした作業を得意とします。
読み方が「ぎゅうとう」なので、時の如く(牛)肉を切るための専用包丁と思われがちですが、食材に鋭く入り込むので引き切りなどをするのにも向いており、大きな食材もカットしやすく、お肉はもちろん魚や大きめの野菜など様々な食材を切るのに適している包丁です。

※弊社では「牛刀」は「剣型包丁」との呼び名で掲載しております。
霞KASUMI TORA 剣型包丁
ダイヤクロス 牛刀
と、色々書きましたが、これらの包丁は、「万能包丁」と呼ばれるだけあって、お肉や魚、野菜やくだものと、様々な食材に万能に使うことができるので、日々の食事作りの中で大活躍し、ご家庭に1本あるととても重宝する包丁です。
自身の生活スタイルや食事のスタイルに合った包丁を使うと、より日々の食事作りが愉しく快適になるかと思います。包丁を選ぶ際の参考になりましたら嬉しいでです。
この他にも様々な包丁やキッチンハサミ・砥石なども取り扱っています。
公式オンラインストアよりぜひ覗いてみてください。